正しい肌ケアで「見た目年齢」改善!

化粧品を使っての肌ケアも重要ですが、
その前に「肌ケアの基本知識」を備えておく必要があります。

特に自分の肌質を理解して、それにあったスキンケア法をしなければ
「TVCMで好きな女優さんが使っていたから」
などのミーハーは理由で使用しても逆効果になる事もあります。

ここでは正しいスキンケアの知識を学んでいきましょう!

ホルモンバランスの乱れ

皮脂の分泌量には、ホルモンバランスが深く関係しています。男性ホルモンのテストステロンや、女性ホルモンの1種であるプロゲステロンが増加すると、皮脂の分泌が促されて脂性肌に傾いてしまうのです。
テストステロンは思春期に、プロゲステロンは生理前に多く分泌されるといわれています。また、睡眠不足やストレスもホルモンバランスを乱れさせるため、脂性肌の一因になります。

 

偏った食生活

ケーキなどの甘いもの、白米やパンなどの主食ばかり食べていると、脂性肌を招きやすくなります。過度の糖質摂取によって血糖値が急上昇し、皮脂腺を刺激するインスリンが過剰に分泌されてしまうのです。
また、揚げ物や肉類などの脂っこいものにも要注意。体内で中性脂肪に変わり、皮脂の原料になってしまいます。

間違ったスキンケア

1日に何回も顔を洗ったり、べたつくのが嫌だからと保湿を控えたりしていませんか? 実はそのような間違ったスキンケアも、皮脂量が増える原因になります。
誤ったケアで肌が乾燥すると、水分の蒸発を防ぐために、かえって皮脂が多く分泌されてしまうのです。

脂性肌とよく似ている乾燥性脂性肌とはどう違う?

脂性肌とよく似ている肌質に、乾燥性脂性肌があります。皮脂の分泌量が多く、テカリやべたつきが見られることは同じです。
しかし、乾燥性脂性肌は別名「インナードライ肌」といって、もともと水分量が少なくカサつきがち。年齢を重ねると肌の保湿力が低下するため、インナードライが起こりやすいといわれています。乾燥性脂性肌の対策には、水分だけでなくクリームなどの油分を与えるケアも必要です。

いっぽう、脂性肌は水分量があるものの、それ以上に皮脂が多いのが特徴です。脂性肌には、水分と油分のバランスを整えるスキンケアや、ホルモンバランスを重視したインナーケアが効果的だといわれています。
一見同じように見えても違いがありますから、乾燥性脂性肌か脂性肌かをしっかり見極めて、正しいケアを心がけたいですね。

脂性肌と乾燥性脂性肌の見分け方

脂性肌と乾燥性脂性肌は、洗顔後の肌で見分けられます。洗顔を終えたら、化粧品などを何もつけずに様子を見てみましょう。
つっぱりや乾燥感がなく、徐々に皮脂が出てくるようなら脂性肌。つっぱりやカサつきがあり、そのうえで皮脂が出る場合は、乾燥性脂性肌と判断できます。

脂性肌(オイリー肌)のスキンケア・メイクの対策方法とは?

 

洗顔はふわふわの泡でやさしく丁寧に

熱いお湯で顔を洗ったり、洗顔中にゴシゴシとこすったりすると、肌が乾燥し、かえって皮脂量が増えてしまいます。「水分をこれ以上蒸発させないために、皮脂を出して肌を守ろう」としてしまうのです。
洗顔は“やさしく丁寧に”が鉄則です。32℃程度のぬるま湯を使い、洗顔料の泡をクッションにしながら、肌をこすらずやさしく洗いましょう。

もう1つのポイントは、皮脂量の多いTゾーンから泡を乗せること。肌をこすらなくても皮脂が適度に吸着され、テカリやべたつきを防ぐことができます。

きちんと保湿をする

どんな肌質であっても、洗顔後は保湿が必要です。たとえ乾燥を感じなくても、化粧水や乳液などを使ってきちんと保湿しましょう。
水分を十分に与えると、油分(皮脂)とのバランスがとれてトラブルの予防になります。肌の水分不足を感じたときは、化粧水の重ねづけやローションパックがおすすめです。

 

脂性肌向けの化粧下地を使う

ベースメイクの際、脂性肌向けの化粧下地を使うとテカリとべたつきの予防になります。ただし、仕上がりがマットすぎる下地では、かえって皮脂分泌を促してしまうことも。保湿力もある、みずみずしい下地を使うことがポイントです。
下地を塗ったあとはファンデーションをごく薄く塗り、厚塗りを避けましょう。仕上げにはフェイスパウダーを使って、肌表面をサラサラに整えてくださいね。

脂性肌(オイリー肌)を改善する生活習慣とは?

 

十分な睡眠を心がける

睡眠時間が不足すると、ホルモンバランスが乱れて皮脂量が増えてしまいます。毎日十分な睡眠をとるために、規則正しい生活を心がけましょう。

 

糖質や脂質をとりすぎない

糖質や脂質の過剰摂取は皮脂が増える原因になりますから、甘いものや脂っこいものは食べすぎないことが大切です。白米、パン、麺類、イモ類なども糖質が多いので、一気にたくさん食べすぎには注意しましょう。
皮脂量をコントロールするビタミンB群やビタミンCを積極的にとると、肌トラブルの予防につながります。

ストレスを避ける

ストレスも、皮脂量が増える原因になります。ストレスになることをできるだけ避けて、心穏やかな生活を送りましょう。もしストレスを溜めてしまったときは、趣味や運動などで楽しく解消することをおすすめします。

脂性肌(オイリー肌)のNG行動とは?

 

あぶらとり紙を使う

テカリやべたつきが気になると、ついあぶらとり紙で皮脂を取り除いてしまうもの。しかし、あぶらとり紙は皮脂を吸着しすぎるため、乾燥を招くことがあります。テカリが気になったときは、ティッシュを当てる程度にしておきましょう。

油分の多い化粧品やメイク用品を使う

脂性肌の場合、油分の多い化粧品やメイク用品を使うと、ニキビや炎症の原因になることがあります。乾燥性脂性肌でない限りは、クリームやオイルの使用は控えましょう。
リキッドファンデーションやクリームファンデーションは比較的油分が多いため、ごく薄く塗る程度にするか、油分が少ないパウダーファンデーションの使用をおすすめします。

 

 

 

 

 

以上、端的ではありますが、これらを気をつけるだけで、
何も知らなかった状況よりは正しいスキンケアの基礎知識が得られたかと思います。

次回は「各肌質に合った化粧品の選び方」について書いていきますので
お楽しみしてください!