腕時計、何を基準に選べばいいのか?オススメを紹介。
ただ時間を確認するだけではなく、ファッションアイテムとしても使える腕時計。ムーブメントやアナログ・デジタルなどの表示方法、搭載されている機能の違いなど種類が豊富なので、選ぶときに悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、腕時計の選び方を徹底解説します。イチオシのモデルもご紹介しますので、腕時計の購入を考えている方はぜひチェックしてみてください。
腕時計の種類
クォーツ式腕時計
腕時計の心臓部にあたるムーブメントは、大きく分けて「クォーツ式」と「機械式」の2種類があります。よく見かける電池タイプの腕時計はクォーツ式で、水晶振動子と呼ばれる素子を採用しているのが特徴です。精度が高いため、正確に時を刻んでくれます。
電池が切れたら交換する手間はありますが、使うたびにゼンマイを巻く必要がないので気軽に使えるのが魅力。また、リーズナブルなモデルを多く揃えているので入手しやすいのもポイントです。
機械式腕時計
電池で動くクォーツ式腕時計と異なり、ゼンマイを巻いて動かすのが機械式腕時計。毎日ゼンマイを巻く必要がある「手巻き」と、腕に着用して振れば自然とゼンマイが巻かれる「自動巻き」のふたつに分けられます。
手巻き・自動巻きのどちらもゼンマイを動力にしているので、電池を使用していません。クォーツ式腕時計と比べて精度が低かったり、定期的なメンテナンスが必要だったりとデメリットもありますが、長く使い続けられるのが魅力です。
アナログかデジタルかで選ぶ
アナログ腕時計
長針や短針などの針で時間を表すのがアナログ腕時計。「どのくらい時間が経ったか?」「予定の時刻まで残りどのくらいか?」といった時間の流れを直感的に把握できます。シンプルなデザインのモデルを選べばビジネスシーンに映えるのが特徴です。
デジタル腕時計
デジタル腕時計は数字を液晶画面上に表示してくれるため、いま何時何分かをひとめでチェックできます。カシオのG-SHOCKをはじめ、耐衝撃性に優れたモデルが多いため、スポーツシーンやアウトドアシーンに使える腕時計を探している方に最適。どちらかというとフォーマルよりもカジュアル向けのタイプです。
機能性で選ぶ
電波受信機能
時刻を合わせるのが面倒に感じる方や、誤差が気になる方は電波受信機能が搭載されているモデルを選ぶのがおすすめ。電波の送信局から送られる情報を受信することで、日付や時刻を自動的に修正してくれます。
万が一電波が受信できなかった場合でも止まらず、通常のクォーツ式腕時計と同様に動いてくれるため安心して使用可能です。
ソーラー機能
ソーラー機能が搭載されている腕時計であれば、太陽の光を当てるだけで電池の充電ができます。定期的に光を当てれば電池の交換をしなくても長期間使い続けられるのが特徴です。
なお、電波受信機能とソーラー機能の両方を備えている腕時計も多く展開されているので、利便性を重視する方はぜひチェックしてみてください。
防水機能
腕時計は汗や雨で濡れてしまうことが多いアイテムなので、選ぶときに防水機能もしっかりチェックしておきたいところ。主に腕時計の防水機能は「◯◯気圧防水」や「◯◯m防水」というように表記されています。
たとえば10気圧防水のモデルなら、水泳やヨットなどの水上スポーツで使用が可能。スキューバダイビングなどで着用したい場合は、100m防水以上のダイバーズウォッチを選ぶのがおすすめです。多少の汗や雨に耐えられるモノで十分という方は、日常生活用防水を備えた腕時計が適しています。
カレンダー機能
時間と合わせて日付も確認したい方は、カレンダー機能付きの腕時計を選ぶのがおすすめ。アナログ腕時計の場合は日付だけを表示するシンプルなモノが多いですが、中には曜日を表示してくれるモデルもあります。
デジタル腕時計は、ほとんどのモデルでカレンダー機能を搭載しているため、時間・日付・曜日をひとめで把握できる腕時計を探している方は、デジタル腕時計もおすすめです。
クロノグラフ
クロノグラフ(ストップウォッチ機能)を搭載している腕時計なら、実用性が高いのはもちろん、優れたデザインのモノが多いため洗練された雰囲気を演出できます。時速の計測ができる「タキメーター」や脈拍数が測れる「パルスメーター」など、モデルによって複数のメーターを搭載しており、さまざまなシーンで使えるのが特徴です。
カジュアル腕時計の選び方
軽いデザインの腕時計を選ぶ
普段使いで活躍するカジュアルな腕時計を探している場合は、ビジネス向けの腕時計と異なり軽いデザインのモデルを選ぶのがおすすめです。
ステンレスベルトを採用したスマートなモノよりも、レザーベルトやラバーベルトを用いた柔らかい印象のモノをチョイスすれば、カジュアルなファッションにもよく馴染みます。
スポーティーな腕時計を選ぶ
カシオのG-SHOCKなどスポーツシーンやアウトドアシーンで活躍するスポーティーな腕時計も、カジュアルなファッションに合わせる腕時計として使えます。アメカジコーデとの相性もよいため、ラフなファッションが好みの方におすすめです。
手首に合わせた大きさを選ぶ
カジュアル向けの腕時計はボリュームあるデザインのモデルが多いため、サイズ選びを誤ると存在感が強くなりすぎてしまいます。特に、手首が細い方は文字盤のサイズが小さめの腕時計を選ぶのがベストです。ぜひ手首に合わせた大きさのモデルをチョイスしてみてください。
ビジネス腕時計の選び方
アナログの腕時計を選ぶ
スーツにデジタルの腕時計を合わせるとカジュアルな印象に仕上がってしまうため、ビジネスシーンで使う腕時計を探している方はアナログのモデルを選ぶのがおすすめです。アナログの中でも長針・短針・秒針だけが文字盤にある3針タイプなら、シンプルで主張も少ないのでビジネスシーンに適しています。
高すぎない腕時計を選ぶ
ビジネスシーンで高級腕時計を着用すると嫌味に受け取られてしまう場合があるので、特に新社会人の方は1〜5万円前後の比較的お手頃なモデルを選ぶのがベスト。セイコーやシチズンなどの国内ブランドからチョイスすれば、嫌らしさもなく無難に使えます。
もちろん、社会人数十年目のベテランの方や役職者であれば、高級腕時計を着用してステータスをアピールするのもおすすめです。身の丈に合った1本を選んでみてください。
ステンレスベルトの腕時計を選ぶ
腕時計のベルトはステンレス・レザー・ラバー・ナイロンなどさまざまな素材が採用されています。一般的に正装の場合はレザーベルトの腕時計が望ましいとされていますが、レザーはデリケートな素材で水にも弱いため、毎日使うのであればステンレスベルトの腕時計もおすすめです。
ステンレスベルトのシンプルな腕時計なら休日も違和感なく着用できるので、ビジネスシーンでも普段使いでも使える便利な1本を探している方はぜひチェックしてみてください。
腕時計の人気ブランド
Nordgreen
2017年にデンマークの首都コペンハーゲンで生まれたNordgreen。
2020年8月現在、ブランド創立から若干4年目にして、オンラインでの販売は120カ国以上、実店舗での販売は日本を含む10カ国で展開されています。
商品のデザインを担当するのは、これまでにBang & OlufsenやHAYなどの世界的ブランドを手掛け、数々のデザイン賞を受賞してきたデザイナー、ヤコブ・ワグナー氏。ヤコブ氏が手掛ける。
飽きのこないシンプルでモダンなデザインと機能性を兼ね備えたNordgreenの腕時計は、今20〜30代の男女を中心に話題を集めています。
ハミルトン(HAMILTON)
ハミルトンは1892年に誕生したブランド。現在はスイスの腕時計グループ「スウォッチ・グループ」の傘下になっています。世界初の電池式時計として知られる「ベンチュラ」をはじめ、シンプルなデザインで着用シチュエーションを選ばない「ジャズマスター」など豊富なバリエーションを揃えているのが特徴です。
セイコー(SEIKO)
言わずと知れた国内の腕時計ブランド「セイコー」。オリンピックの公式計時を何度も務めているほか、鉄道時計としても採用されたことからその質の高さが伺えます。
1969年には世界初となるクォーツ式腕時計を発表。2010年代に入ってからも世界初となるGPSソーラーウォッチを発表するなど、常に進化を続けています。
カシオ(CASIO)
リーズナブルな価格が魅力のいわゆる「チープカシオ」から、機能性に優れた「オシアナス」までさまざまな腕時計を取り扱っているカシオ。その中でも「G-SHOCK」は、耐久性とデザイン性の高さから世界的な人気があります。頑丈で気軽に使える腕時計を探している方におすすめのブランドです。
シチズン(CITIZEN)
“永く広く市民に愛されるように”という想いから、英語で市民を意味する「シチズン」の名が付けられたブランド。主にクォーツ式の腕時計を多く展開しているため、精度重視の腕時計を探している方に適しています。電波受信機能やソーラー機能など実用性の高いモデルを豊富に揃えているのも特徴です。
エンポリオ・アルマーニ(EMPORIO ARMANI)
エンポリオ・アルマーニは、「ジョルジオ・アルマーニ」のセカンドラインとして誕生した若者向けのブランド。上品さを感じる都会的なデザインが特徴で、スーツにもよく馴染みます。普段使いとビジネスシーンの両方で活躍する腕時計を探している方に最適です。
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